12月13日 中央競馬情報


今週の池江厩舎は中山、阪神、中京、

そして香港マイルにワールドエースが出走する。
同厩舎の兼武助手に、各馬の状態を聞いた。

 

今週の出走予定馬

 

土曜中山10R ベルサリエーレ

 

土曜阪神10R ロノ

 

土曜阪神11R トーセンスターダム

 

土曜中京9R  アイルビーホーム

 

日曜阪神9R  コルサーレ

 

日曜中京6R  カルナヴァレスコ

 

日曜香港マイル ワールドエース



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(JRA騎手・柴田善臣)ラピスラズリS

 

今年も今週を入れて残り3週。
一生懸命頑張りますので、応援よろしくお願いします。

 

土曜はまず11Rセイコーライコウから。この馬には頑張ってほしい。
出来は問題なさそうだし、今の中山の馬場は合っていると思うよ。
ここ2走は結果がついてきていないけれど、着ほど負けてない。
ここは巻き返したいところだね。

 

4Rニシノインシュアラの前走はデビュー戦。
最内枠で押し出されるような形での逃げだった。結果は7着だったけれど、
いい馬で体つきもいい。もう少し頑張れると思う。

 

10Rタナトスは馬場状態が鍵。時計が速いと厳しいかな。
時計のかかる馬場になれば何とか、という感じだね。

 

初騎乗の9Rマジックシャトルの前走は、
1頭で抜け出して逃げた。それで3着とよく粘っていたし、楽しみ。

 

6Rの新馬ワキノハガクレも初戦から頑張れそうだね。

 

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(JRA騎手・柴田大知)北総S

 

日曜の香港Cに出走予定だったマイネルラクリマは調教中に骨折し、
断念することになりました。すごく状態が良く、
楽しみにしていたので残念です。
気持ちを切り替えて土、日の中山で頑張ります。

 

土曜は8頭。10Rのマイネルクロップは、休み明けを使いながら調子を上げています。スタートが速くないので、外めから追い上げる形が理想。展開次第ですが、
切れ負けしないように早めに動いて勝負したい。勝つ力はある馬です。

 

8Rのコスモナイスガイは、前走ですごい脚を使ってくれました。
ブリンカー効果ですかね。安定感には欠けますが、
2400メートルに延びるのはプラス。好勝負を期待します。

 

12Rマイネルイルミナルは自己条件を除外されての格上挑戦になります。
以前に比べるとコントロールが利くようになったし、
この相手でもそこそこやれると思います。

 

6R新馬のクートネイはずっと追い切りに乗っています。
まだ、気性的に幼いですが、なかなか反応のいい馬。仕上がりも良く、
初戦から楽しみです。

 

3Rコスモムルジムは、止まりそうで止まらないしぶとさがあります。
中山向きだし前走以上を期待。

 

4Rマイネルカレッツァは、かなり具合がいいと聞いています。



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阪神JF

 

日刊スポーツ評論家の佐藤哲三が各馬の動きを独自の視点で分析する
土曜日は追い切り診断。
阪神JF(G1、芝1600メートル、14日)は5頭に
「哲」印を打った。中でも(17)ダノングラシアス(矢作)は
「しなやかさと牡馬並みのダイナミックさを兼備した2歳牝馬は珍しい」と
極めて高い評価。(4)ココロノアイ、(11)レッツゴードンキ、
(18)ムーンエクスプレス、(16)
ショウナンアデラも将来性豊かな走りで3項目すべて◎だ。

 

今回は2歳牝馬の戦い。まだ自身の走りが確立されていない時期のG1です。心身が安定していないせいか、動きが粗削りなのは仕方がありません。それでも光る素質を感じさせた馬が数頭いました。「哲」印を打った5頭は、単に動きがいいだけでなく、現時点の短所をうまくカバーできている個性的な馬もいます。将来性も含めて、今後も注目していきたいですね。

 

週初めの展望で「来春のクラシックに結びつきやすいG1」と書きました。
その意味で、ファンタジーS2着のダノングラシアスは期待値がとても高い1頭です。栗東坂路の併せ馬で4ハロン54秒0-12秒4。前に僚馬を置き、ほぼ馬なりでゴール寸前に並びかけました。肩から爪先までしっかりと振れており、トモへ力強くパワーが連動しています。これは体幹がしっかりしていないと不可能です。牝馬はしなやかさが命ですが、この馬はダイナミックさも兼ね備えています。このような牡馬並みの動きを見せる2歳牝馬は珍しいのではないでしょうか。

 

未勝利→重賞を連勝したココロノアイは、首の使い方が上手。美浦ウッドコースでは、リーチを生かしてスナップを利かせるように首を振っていました。まだ肉体的に未熟な2歳では、バランスを崩してトモがついてこなかったりするものですが、加速しながらバランスを修正する能力があるようです。こういうタイプは直線の長い今回の舞台で、より力を発揮できるでしょう。

 

ムーンエクスプレスは、先行しながら大崩れしないタイプ。調教で馬場に脚をとられながら失速しないのは、前脚が常にぶれず効率的に推進している証拠です。時計を要する時間帯で、栗東坂路4ハロン53秒8-12秒8。
走りから負けん気が伝わる面白い存在です。
ショウナンアデラは右前脚が開く動作を数回、見せました。それでもうまくバランスをとってカバーできていました。これは身体能力が高くなければできないこと。これから調教や競馬で経験を積めば、弱点は解消していくはずです。

 

最後に重賞で好走しているレッツゴードンキについて話します。僚馬2頭の後ろで我慢させる調教。右肩の動かし方に素質を感じましたね。現時点では減速がうまくできずハミに頼るようですが、トップスピードに乗るまでの加速感は素晴らしい。まだ粗削りですが、今は素質を大事に磨きあげる時期。今後の経験で課題をクリアしていけるでしょう。