中央競馬情報

浦和の小久保師2頭出しで金星へ/根岸S

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浦和競馬の小久保智師(43)が根岸S(G3、ダート1400メートル、2月1日=東京)にサトノタイガー(牡7)とジョーメテオ(牡9)の2頭を送り込む。今や浦和だけでなく南関東の顔となった鬼才トレーナーの今年のテーマは中央進出。南関東で勝ちまくる小久保軍団の勢いに注目だ。

 

 まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだ。浦和の小久保智師は、ここ3年連続で南関東リーディングを獲得。12年は131勝を挙げ、それまでの南関東の年間最多勝記録112勝を大幅に塗り替えた。昨年は132勝(他に他地区で2勝)で自身の記録をさらに更新した。

 

 在厩馬を頻繁に入れ替えることで稼働数を上げ、外厩との連携も強化。中央からの転厩馬に関しては、それまでの実績をいったん切り離し、自分らで適条件などをイメージし直すことで再生させてきた。「記録はスタッフみんなで考えて、厩舎がまとまりはじめた結果。ただ、常に前年以上を目標にしている。今がベストじゃなくて、もっといい方法があると思っている」。鋭い視線はさらなる成功を見据えている。

 

 今年は中央への挑戦をテーマに掲げる。「ある壁は乗り越えていかないといけない。大きくて、高くて、太刀打ちできるのかなというのはあるけどね」。中央の壁が厚いのは百も承知。それでも身近にお手本はいた。かつての南関東のトップである故川島正行師には目をかけてもらっていた。「お酒を飲んだり、かまっていただいた。けど、最初は偉大な人すぎて何を言われてるか分からなかった。地方の調教師なのに、何でそんな発想ができるんだろうって。何か盗んでやろうとは思ってましたね。だから今はやってやれないことはないと思えるのかも」。アジュディミツオー、フリオーソなど数々の名馬を擁して中央、世界に打って出た先輩の姿勢は胸に焼きついている。

 

 根岸S出走の2頭は当然次のフェブラリーS参戦もにらんでいる。また、昨年の地方競馬の2歳最優秀牡馬ジャジャウマナラシと今週のクロッカスSに出るパーティメーカー(牡)は「春までは南関と中央のクラシックの両にらみで行きたい」。続々と送り込まれる浦和からの刺客が、波乱の目となりそうだ。【高木一成】

 

 ◆小久保智(こくぼ・さとし)1971年(昭46)10月17日、東京都出身。高校卒業後、競馬専門誌に載っていた求人を見て、牧場に勤める。05年にNAR調教師免許を取得し、同年に浦和で開業する。08年から14年まで7年連続で浦和リーディング。12年から14年は南関東リーディング。昨年は最優秀賞金収得調教師賞も受賞した。地方競馬通算4453戦655勝(1月29日現在)。中央競馬通算20戦0勝。家族は妻、2男、2女。
今週の池江厩舎

 

東西重賞はじめ日曜3頭に注目!
今週の池江厩舎は、日曜に3頭が出走予定。
根岸Sで連覇を狙うゴールスキーに、シルクロードSのルナフォンターナと、
東西重賞にも楽しみな馬がスタンバイしており、
で勝利を目指す。