中山記念、阪急杯情報

中山記念/阪急杯

 

<中山記念>

 

 過去10年のデータを参考にする。

 

 ★1番人気過信禁物 1番人気は【2・1・1・6】で勝率20%、連対率30%止まり。勝ち星は2番人気の3勝がトップ。連対率は2番人気と4番人気の40%がトップとなっている。5番人気は連対なしだが、1~4番人気と、2勝している6番人気まではそれほど差がない。

 

 ★4歳馬は割り引き 年齢別の最多勝は5歳馬の3勝。6、7、8歳馬がそれぞれ2勝ずつを挙げている。連対率は6歳の20・0%がトップ。4歳馬は1勝、2着1回で、連対率も8・0%と低い。イスラボニータ、ヌーヴォレコルトも安心はできない。

 

 ★前走4、8着馬に注目 前走1着馬は【3・1・3・17】で勝率12・5%、連対率16・7%とまずまずだが、それ以上の好走率を誇るのが前走4、8着馬。勝率は【3・0・1・7】で27・3%の前走4着馬が、連対率は【2・1・0・5】で37・5%の前走8着馬が、それぞれトップとなっている。今回のメンバーで前走4着馬はマイネルフロスト、前走8着馬はロゴタイプだけ。

 

<阪急杯>

 

 1400メートルになった過去9年を参考。07年は1着同着だった。

 

 ★狙いは3、4番人気 1番人気は1勝、2着1回で勝率11・1%、連対率33・3%ともうひと息。これなら勝率33・3%でトップの4番人気の爆発力や、連対率55・6%でトップの3番人気の安定感を買う手か。

 

 ★5歳馬断然 年齢別では【6・2・1・28】の5歳馬が勝ち数、勝率(16・2%)、連対率(21・6%)ともトップとなっている。連対率では8歳馬が18・2%と健闘。4歳馬が15・2%と続く。6、7歳馬は連対率1桁と苦戦傾向。

 

 ★58キロ心配なし 重量別では56キロが5勝で最多勝だが、勝率は5・8%。勝率トップは58キロの28・6%で、次点は57キロの13・6%。重い重量を背負っても、実績馬の底力を信頼していい。

 

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イスラボニータ
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<中山記念:追い切り>

 

 中山記念(G2、芝1800メートル、3月1日)の追い切りが25日、東西トレセンで行われた。イスラボニータ(牡4、栗田博)は美浦ウッドコースでパートナーを大きく追いかけ、しぶとく先着した。休み明けでも態勢は整った。坂路で素軽い動きを見せたロゴタイプ(牡5、田中剛)との皐月賞馬対決は注目だ。

 

 派手さ控えめの追い切りでも、中身は濃い。イスラボニータはウッドコースでシャイニープリンス(古馬オープン)に半馬身先着した。タイムは6ハロン83秒6。6ハロン標識で7、8馬身も追走したこともあり、手応えは相手が上回った。それでもしぶとく抜き去った。2週続けてまたがった蛯名騎手は「1週前はモコモコしていたが、だいぶ動けるようになった。リフレッシュしているし、いい形で出られる」と合格点を与える。

 

 3頭併せで今週以上に後ろから追いかけた1週前追い切りも、抜け出す形は取らなかった。3歳時の追い切りでは馬なりでパートナーを置き去りにするシーンが目立ったが、鞍上は「追い切りで先着するのが目的ではないので。いろいろ考えながらやっている」と説明する。ダービーや天皇賞・秋では早めに抜け出すとフワッとする弱点を突かれた。この中間は最後までしっかり脚を使わせる感覚を覚え込ませてきた。

 

 3カ月以上の休み明けは共同通信杯、セントライト記念とも完勝している。センスの塊であるイスラは休み明けでも大きな割り引きは不要。担当の佐藤助手も「いつもの休み明けと一緒。イライラすることもないし、本当予定通りです」と表情には一点の曇りもない。馬体は追い切り段階で480キロ台後半。初めて掲示板を外したジャパンC9着(472キロ)から、しっかりボリュームアップを果たしている。「重量を背負うし、まだ対戦してない古馬もいるけど、いい形で初戦をクリアできれば」。慎重な言い回しの蛯名騎手だが、パートナーへの信頼は揺るぎないはずだ。

 

 ◆過去の皐月賞馬対決 84年のグレード制導入後、皐月賞馬が2頭以上出走したレースは27回あるが、ワンツーは2度しかない。85年有馬記念(1着=シンボリルドルフ、2着=ミホシンザン)は先輩馬が貫禄を示し、11年中山記念(1着=ヴィクトワールピサ、2着キャプテントゥーレ)は後輩が制した。27回中、最年長馬の先着は13回で、先輩後輩対決という視点ではほぼ互角。また、皐月賞馬が1頭も馬券に絡まなかったのは5回だけ。



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<阪急杯:追い切り>

 

リチャードも史上初だ! 阪急杯(G3、芝1400メートル、3月1日=阪神)の追い切りが25日、東西トレセンで行われた。昨年の覇者コパノリチャード(牡5、宮)は武豊騎手を背に、坂路で51秒3-12秒5の好時計。フェブラリーSを初めて連覇したコパノリッキーはレース後に骨折が判明したが、今週も武豊&Drコパが、レース史上初の連覇を飾るか。
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 グリーンの馬服をはためかせ、コパノリチャードが坂路の真ん中を突き進んでいく。“連覇請負人”武豊騎手を背に、短距離馬らしいキビキビとしたフットワーク。馬場の荒れた時間帯ながら、軽快な動きで4ハロン51秒3-12秒5の好タイムでフィニッシュした。

 

 顔をほころばせながら、同騎手があがってくる。「馬なりだったけど、動くね」。坂路モニターで見守った宮師も「ここまで予定通り。前哨戦としてはちょうどいいのでは」と合格点を出した。

 

 先週は同じ勝負服のコパノリッキーが、フェブラリーS史上初の連覇を果たした。レース後に左橈骨(とうこつ)遠位端骨折が判明し、春は全休となった。その分も背負い、リチャードには阪急杯、高松宮記念のダブル連覇の期待がかかる。鞍上も「リッキーに続いて、今週も勝てたらいいな」と気合十分だった。

 

 武豊騎手は今年トップの重賞3勝をマークし、JRA通算3700勝に、あと5勝と迫っている。「今週日曜のラッキーカラーは何かな?」。同じ馬主、騎手のコンビが、阪急杯でもレース史上初の連覇を狙う。